こんにちは、本店スタッフの腰です。
唐突ですが、ロードバイクに乗りはじめて「今まで気にならなかったことが、急に気になってきた」ことってありませんか?
道路の小さな段差だったり、郊外のコンビニの場所だったり、週末の天気予報だったり……
私のちょっと気になるは「毛」でした。
今回は私が気になった「毛」、その中でも「すね毛」のお話をしようと思います。
私がロードバイクに乗り始めたころ(今から10数年前)は、もっぱら通学用として使っていたので普段着で乗ることが多かったです。
その後、サイクルショップで働くようになってからサイクリングウェアを着てサイクリングを楽しむようになりました。
サイクルウェアは、ご存知の通り肌にピッタリとフィットし、手足の露出も普段着と比べると多いです。
そんなサイクリングウェアを着て走っていると、他の人のウェアやスタイルも気になってきます。
そして気が付くのです……「あれ?みんな毛が無い、足キレイじゃない!?」と。
すね毛の存在が気になってからは、剃るようになりました。
もじゃもじゃよりスッキリつるつるの方がカッコよく見えたのです。
実際にレースシーンでも処理している人が多く「すね毛は処理するもの」だと言われていました。
サイクリストの中で「処理するべきだ」と言われていた理由は、ケガのときに治療しやすいとか、マッサージのしやすさなどです。
個人的には「キレイな方がカッコいいと思うから」と言う見た目重視の理由なのですが……
・見た目を良くするため
・ケガの治療のため
・マッサージのため
よく耳にする「すね毛を処理する理由」は、どれも間違いではないでしょう。
ただ、もうひとつ大きな理由があります。
これは、すべてのサイクリストが知っておいて欲しいくらいの理由です。
それは…すね毛は空力に大きく影響します!
「本当かよ」と思った方もいるでしょう。
疑いの目を向けることはとても大切です。そんな方のために根拠となる実験についての記事をご紹介します。
『The curious case of the cyclist’s unshaven legs』という記事内でスペシャライズドが行った風洞実験について取り上げられています。
(現在、元記事は見られませんが記事タイトルで調べると言及した記事を見ることができます)
上記の記事の中には「SPECIALIZEDの実験データでは、すね毛の有り無しで約7%も空気抵抗が変わり、計算上40kmのタイムトライアルで約1分のタイム短縮になった」と書かれています。
この約7%の空気抵抗削減と言うのは「新しいエアロタイプのバイクやスキンスーツの着用など、大きな変化によって手にする空力アップの効果」と同等です。すね毛を処理するたったこれだけのことで大きな成果が手に入るということです!
すごいと思いませんか?
見た目がキレイになって速くもなる。一石二鳥とはこのことです。
まだ処理をためらっている人がいるなら一度やってみてください!きっと変わりますよ。
さて、すね毛処理やってみようかなと思った人もいると思います。
しかし、そこで1つの疑問がでてきたことでしょう。
「どうやってすね毛の処理をしたらいいのか?」
これがですね~奥が深いんですよ。
毛の処理をするためには「毛」について知らなくてはりません。
毛が生えてくる仕組みだとか、毛の周期についてだとか、抜くのはダメだとか…他多数。
毛の「処理の方法」についても色々な方法があります。
よく知られているものは、剃毛・除毛クリーム・脱毛の3種類だと思います。
ここで全て語ると長くなってしまいますので、【ロードバイクと“すね毛”のお話:その2】で解説したいと思います。
それでは、次回の記事もよろしくお願いします。